J-Depp Zone

個性派俳優ジョニー・デップをこよなく愛するブログ。

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Sweeney Todd〜スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 感想

Sweeney Todd [The Motion Picture Soundtrack] [Soundtrack] [Import] ]
スウィーニー・トッド サウンドトラック輸入盤
ファン失格!と言われても反論できないくらい遅すぎるのですが、ようやく見ることができました。見に行こうと思えばいつでも行けたのですが、根っから「グロい映像」や「殺人シーン」が超×100苦手な人間故、R-15指定が入っている作品ですのでなかなかきっかけが掴めず今に至り…。

ですが見終わった今、何故もっと早くに見に行かなかったんだー!という想いが残りました。ほとんど期待せずに行ったのですが、それが功を奏したのでしょう。なんていうか後に残る映画でした。残虐なシーンが数多くあって目を背けたくなるのですが、ティム・バートン独特なグレースケールな映像の効果、ジョニーの切なくなるような歌声、それらが重なりあい一時も目を離すことができません。
殺人者で憎むべき人物であるはずのトッドに対して同情…ではないですが、徐々に感情移入してしまうのは「さすが、ジョニーとティム・バートン」と思いましたね。

全編ミュージカル映画のため、ジョニーやその他役者の歌が最初から最後まで流れつづけるのがとてもよかったですね。インタビューではジョニーは「歌には自信が無い」と言っていましたが、そんじょそこらの下手な歌手から比べると比較にならないくらい巧いです。歌っているのに感情が込められているのです。(ミュージカル映画なので当然なのでしょうが)語りかけるような歌声、嘆くような歌声、怒りが爆発した歌声等バリエーションに富んでいて、さすが!と思わせるのがジョニーのいい所ですね。

私はあまりサウンドトラックには興味が無いのですが、今回は本当に欲しくなりました。というか買いました(笑)。国内盤は何故か3曲少ないため輸入盤。やはり全ての曲が聞きたいですよね。特にラストシーンで流れる曲が国内盤では入っていないのが不思議です。

ストーリー全般としては、とにかく「やるせない」の一言に尽きました。誰もが悪役になってしまっているようで…。いや、誰もが悪なのですが、そうなる要因があったためこのような事件が起きてしまった、と思いたい…です。確かに判事と検事の2人に対しては救いようが無い「悪人」でしたが。
グロい映像が数多くあるにも関わらず「何度も見たい」と思わせる映画に出会ったのは久しぶりでした。上映がもうすぐ終わりだというのに。もっと早くに見に行けばよかった、とかなり後悔しています。もし躊躇している方がいらしたら見に行ってみてください。後味は多少悪いかもしれませんが、何か得るものがあると個人的には思います。

以下、ネタバレになりますのでよろしければ「Read More」をお読みください。


ロンドンで何十人も殺した伝説となった殺人鬼、スウィーニー・トッド。小説が元とされているようですが、噂によると実在していたとか。いったいどちらなんでしょうか。それはともかく。彼がこのようなことを起こすきっかけとなったのは大切な妻と娘を悪徳判事に取られてしまったため。また無実の罪で投獄されたため。15年後、脱獄した彼は判事に対して復讐を誓うのですが、最初のチャンスにそれを逃がしてしまい、それがきっかけで無関係の人々を次々と殺していくのですが…。そのシーンがまた恐ろしい。

その後始末をするのがトッドに惚れているミートパイ屋のミセス・ラヴェット。理髪店は2階にあるのですが、ミートパイ屋の1階へ死体を落としミートパイの材料にしてしまい。カニバリズムもいいところですね。このシーンはグロテスクでした。死体をミンチにするとは…。さすがにこのシーンだけはちょっと見るに耐えなかったかも。

悪徳判事のアラン・リックマンと悪徳役人のティモシー・スポールが出てきた時には少々苦笑いしてしまったのは私だけではないはず。「ちょ、これってハリポタ?!」と。スネイプ先生とピーター・ペティグリューの「死喰い人コンビ」が出てくるとは思ってなかったので。でもアランとティモシーの歌声が聞けたのが非常に満足。あの!アランが歌ってくれるとは思っていなかったので。

スウィーニー・トッド(これは偽名で本名はベンジャミン・バーカー)が投獄される前の理髪店にいた少年・ピレリにバーカーであることを見破られ、そのピレリにこき使われていた少年・トビー。彼は第二のトッドとなってしまうのでしょうか。

トッドの妻であるルーシーが実は精神を病んでいるあの婦人だとは思ってもみなくて、最後の最後では、ラヴェットが憎くなってしまいました。娘のジョアナと妻のルーシー、そしてトッドがワンシーンでひとつの部屋にいるのですが、せっかくの再会だというのにあれはないだろう、と。せめてもの救いはジョアナと彼女を助けようとしたアンソニーが生き残ったことでしょうか。

余談ですが、ジョアナってどことなくクリスティーナ・リッチに似ていると思いませんか?

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